セルロース繊維を配合したバイオマス複合樹脂

グリーンチップ® CMF®

CO2を吸収して育った木材由来のセルロースファイバーを55%配合することにより、石油由来の樹脂を半減することが出来る環境に配慮した複合樹脂です。


プラスチックの利便性も、バイオマスのやさしさも

カーボンニュートラルによる環境負荷低減

巴川は1914年に製紙業からスタートしました。木材由来の材料を使ってきた企業だからこそ「もっと環境に優しい製品はできないか?」という自らへの問いかけと、環境を想う気持ちが、石油由来の樹脂にセルロースファイバーを均質に分散させる技術を創造しました。

セルロースファイバー配合による付加価値

グリーンチップ® CMF®はポリプロピレンにセルロースを55%配合した樹脂となります。
通常のポリプロピレン樹脂と同レベルの流動性を有しているため、既存の金型が利用できます。
セルロースを配合していることで、成形時の収縮が少なく、寸法安定性に優れています。
セルロースファイバーは強化材の役割も果たすため、引張り、曲げ強度、曲げ弾性率、耐熱性(荷重たわみ温度)も未強化ポリプロピレン樹脂と比較して向上します。

「創造」に寄り添える意匠性

成形条件により独特の風合いを出すこともできる高い意匠性を持ち、自由な着色もできます。
これまでのポリプロピレン樹脂ではできない柄や質感が演出できます。
一般にオレフィン樹脂とは異なり、製品に直接印刷できます。

(成形条件で表現した柄)

安全性・環境への配慮

日本では「バイオマスマーク」、欧州では「TUV AUSTRIA OK biobased」の認証を取得しております。
「食品、添加物などの規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)」に適合しているため、食器として安全にお使いいただける材料です。

生産から焼却の過程でのCO2排出が少ない(vs石油由来プラスチック)

生産から焼却処分までの過程におけるCO2排出量は、セルロースファイバーを55%配合したグリーンチップCMFの場合、石油由来樹脂と比較して約20%※1の減少が期待できます。
※1:環境省「脱炭素・循環経済の実現に向けたセルロースファイバー利活用ガイドライン」に基づき自社にて算出

素材情報

【一般射出グレード セルロース55%品】
食器や日用品などにお使いいただけるものです。
成形条件の調整で、マーブル柄などの表現が可能です。

【耐衝撃グレード セルロース30%】
耐衝撃性(シャルピー衝撃強度)を一般射出グレードよりも上げたものです。
工業用部品で衝撃が求められるところに適用可能です。