2025.3.7

冬物古着の分解体験と再活用
アイディエーションを行いました!【Laboratoryイベント#06】
冬物古着の分解体験と再活用
アイディエーションを行いました!【Laboratoryイベント#06】

概要

テーマ:故繊維の新たな出口を考えるワークショップ
形式:
体験ワークショップ(リアル+オンライン)
イベント協力:
ナカノ株式会社
参加企業様:
12社 16人

取り組む課題

冬物古着の出口(活用方法)がない。

今回イベントの目標

1.実際の古着に触り、分解する事でリサイクルの難しさを体感する
2.冬着に使われている​素材の特性を知り、出口創出インスピレーションに繋げる​​​


1.冬物古着の分解と、冬着に使われている素材の調査

リアル参加者は古着の分解。オンライン参加者は分解体験者からリアルタイムで
話をききながら、生地や資材の素材を細かく書き留めていきます!

今回分解した実際の古着(ご提供:ナカノ株式会社)
道具を使い分けながら分解していきます。

2.分解時に感じた素材の良さと、再生の障壁になりそうな課題を書き留める

素材の特性や良さは、再活用アイデアにつながり、再生の障壁に感じた点は、作る段階で見直せることやリサイクル時に必要な技術の参考になります。

資材が多く分解の難しいスーツジャケット
リアル体験者はオンライン参加者へ、分解の大変さや素材の特徴を共有

3.古着から出てきた素材ごとに、再活用アイデアを考える

「素材×加工方法=活用アイデア」 の組み合わせで、アイデア創出をします。 短い時間でしたが、素材の特徴を捉え自由に発想します。

分解時の素材特徴まとめから、アイデア出しまでホワイトボードツールで行いました。
過去に弊社で試作した、反毛故繊維をニードルパンチでテキスタイル化した事例もご紹介。

丁寧な分解には時間がかかり、道具を変えながら取り組まれている様子が印象的でした。
短い時間の中で、素材の質感を活かした製品アイデアから、ほぼ加工ゼロで活用できるアイデアも出されていました。

冬物古着の再生​​研究は4月以降、
Laboratory会員の研究テーマ(任意参加)として引き継がれます!

次回イベントはLaboratory会員様に向け近日ご案内いたします。
活動へ参加ご希望の方はLaboratory会員登録からお申し込みください。

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イベント#06 ご参加企業様(敬称略・順不同)

ナカノ株式会社
四国化成建材株式会社
スパッジオワークス
レノボ・ジャパン合同会社
株式会社ダイカン
株式会社エコログ・リサイクリング・ジャパン
AlphaTheta株式会社
吉本産業株式会社
MAORI KIMURA DESIGN STUDIO
株式会社エス・ピーパック
ミズノ株式会社
株式会社ツクリ