• 回収し破砕・再製品化が可能
  • 耐熱グレード(耐熱温度120度)
  • 一般グレード(耐熱温度50度)
  • 染色も可能です

リサイクルと生分解が可能な、紙+バイオマス樹脂の耐熱成形技術

PAPLUS®(パプラス)

PAPLUS®は、紙とPLA(ポリ乳酸=トウモロコシ由来の生分解性樹脂)からできた成形材料、およびプロダクトブランドです。
(株)カミーノでは耐熱成形の特許技術を活かしたPAPLUS®製品(主にテーブルウェア)の販売や、PAPLUS®樹脂でのオリジナル製品化オーダーに対応。また、他バイオマス材料での素材/製品開発も対応しています。


求める機能を担保しつつバイオマスにこだわり、
再生・循環を目指す

開発のきっかけ

紙のリサイクルに関わるプロジェクトの企画・ブランド開発事業からスタートし、紙によるプラスチック問題解決を目指す中でバイオマスプラスチックと出会い、紙とバイオプラを複合するアイデアに至りました。
また、以前外交官だった代表深澤が途上国(ガーナ)赴任中に見たプラスチックゴミの山、20年以上も前から海外に指摘されていた日本の過剰なプラスチック包装を何とかしたいという思いも大きなモチベーションとなっています。

独自技術

・PLA(ポリ乳酸) + 紙を複合し、高精度で成形する技術
・耐熱PLAの成形の特許技術
・マーブル柄を発現させる特許技術

★紙以外のバイオマス材料をPLAと複合し、最終製品に求められる機能を担保した製品開発も対応します。

左から一般グレード、耐熱グレード

PAPLUS®の特徴

【リサイクル可能】
PAPLUS®製品はリサイクルを前提としています。不用となった場合、サイトからリサイクルの申し込みをしていただいたのち、弊社が無償で回収し破砕・再製品化します。リサイクル製品の質が下がる色付けのための顔料は使用せず、製品表面に施された印刷や塗装は、回収時に剥離させることでリサイクル製品の質を保ちます。
【生分解性】
PAPLUS®の大部分は工業用コンポストへ入れた場合3~6か月。土中に埋めた場合、数年で水と二酸化炭素に分解。ただし、微生物の働きにより生分解速度は異なります。
【カーボンニュートラル】
紙を含め植物由来成分はカーボンニュートラル。CO2の排出は実質ゼロとなります。PAPLUS®は一般的なプラスチックとくらべCO2排出量を約50~60%削減できます。更にリサイクルすることにより80%以上のCO2削減も可能です(カーボンフットプリント値・当社調べ)。
【トレーサビリティ】
PAPLUS®は納入数、回収数、用途などをサイトで公開することにより、捨てない文化を多くの方と共有する取り組みを行っています。https://paplus.jp/traceability/

PAPLUS®樹脂 成形技術について

使用原料:
【耐熱グレード(耐熱温度120℃)】
PLA56%、紙粉30%(*1)、粘土鉱物 7%、添加剤 7%(*2)
【一般グレード(耐熱温度50℃)】
PLA69%、紙粉30%(*1)、添加剤 1%未満(*2)

(*1)食品を加工する工程で使われた紙をリサイクルしています。
(*2)(一財)日本食品分析センターによる食品衛生法に基づく検査により安全性が確認されております。

PLAに複合する紙粉

成形品:
PAPLUS®製品(タンブラー、トレー、ボードなど)
・PAPLUS®樹脂を使用したオリジナル成形品製作の受注も可能

外側のみブラックウレタン塗装したもの

 

製造・リサイクル工程

1.紙粉とPLAを混錬しペレット化
2.成形し製品販売。(耐熱グレードの成形や、マーブル柄の発現は特許技術)
3.製品を回収・粉砕し、1のペレットと混ぜて成形し再製品化
※全て協力工場にて行っています(埼玉・群馬・愛知)