金型で成形が出来るリサイクル可能な間伐材由来のペレット

CXP (Cellulose X-Linked Polymer)

間伐材70%、天然ミネラル顔料10%、プロポリスに近い成分20%を含有した、石油由来成分が一切含まれない成形材料です。


廃棄予定だった
韓国内の林業副産物を活用

PEFC認証(森林認証制度)に基づき間伐材を70%含有する成形材料となります。従来の樹脂原料と異なり、木材+ロジン(※)・植物油+ミネラル顔料にて構成され、プラスチックを一切使用せず、熱可塑性の特性を有した木材として、環境負荷を大きく低減させる成形材料となります。既存の設備(金型)を利用し射出成形等での量産を可能とし、耐久性・寸法安定性等品質面でも優れた性能を有すると伴に、木は成長過程で多くのCO2を吸収・蓄積しており、ペレット製造工程、成形時のCO2排出においても、CXPは従来のプラスチックと比較して非常に高いCO2抑制効果を持っております。
※松系植物から抽出される松脂(マツヤニ)を水蒸気蒸留した後に残る残留物

特徴

・PEFC認証により木材に分類されます
・熱可塑性樹脂(PP)と同等の成形性を持ち、一般PP材と略同等の物性値を有します
・CXP、1kgあたり約19.5kgのCO2を吸収貯蔵しております
・PP樹脂との相性も良く、CXPを混ぜる事でバイオマス化、樹脂の減容が可能となります
・シボ・梨地等優れた転写性を持ち、木工品の様な風合いを持たせる事が可能です
・土壌分解(微生物)により木と同じく炭化し最終的には分解します。マイクロプラスチック
の残存がありません。(通常の生活環境下、水等での劣化・分解はございません)
・標準グレードの他、難燃グレード(V0相当)もラインナップされております。臭素系、ハロ
 ゲン 系、アンチモン等の環境負荷が高い成分は一切含有しておりません
・無毒性にて有害物質を含有せず、腐蝕性等有害なガスの発生は一切ありません
・CXPはリサイクルが可能です。(注)リサイクルの回数により、新材の混合が必要となります
・金型の設計、試作品の製作、成形量産に関するご提案もさせて頂きます

グレード一覧

CXP-SD:スタンダード
CXP-HI:高強度
CXP-EL:エラストマー
CXP-C30:高流動
CXP-FR:難燃 V1相当 V5相当
CXP-BD:高生分解性